10月5日の 寄り 付き前の 要点
10月5日(月)の米国市場で最も大きな予定は、取引開始の15分後と30分後に出るサービス業PMIの2本です。S&P Globalの米国サービス業PMIは9:45 ET(日本時間22:45)、ISMサービス業PMIは10:00 ET(日本時間23:00)に発表されます。本記事の情報基準は10月5日4:00 PDT(7:00 EDT、日本時間20:00)で、どちらの9月分もまだ発表されていません。発表を待つ間に、何と比べ、何を記録するかを先に整理します。 発表前の市場は二つの場面にまとめられます。金曜日の雇用統計で9月の就業者数の増加は2万9,000人にとどまりましたが、同日に主要3指数はそろって上昇し、米10年国債利回りも発表直後に低下した後に再び上昇して前日より高い水準で観測されました。続いて月曜朝6:20 ET(日本時間19:20)のReuters報道では、株価指数先物3本が0.2%前後下落しました。金曜日の現物と月曜日の先物は別の値なので、この二つの場面だけで通常取引の方向を決めることはしません。本記事の騰落率は米ドル建ての指数や先物の変化であり、円換算の投資収益を測ったものではありません。
出典: Reuters 先物記事(StreetInsider掲載) · Reuters 金曜日の市場記事(MarketScreener掲載)
月曜朝の 観測
Reutersは、ハイテク株が一服する中で先物が小幅に下落したと報じました。表の騰落はReutersが報じた値で、先物は下の金曜日の表にある現物指数とは別の値です。Nasdaq-100先物はナスダック総合指数とも別の指数です。米10年国債利回り5.28%は記事中の最後の観測値で、先物と同じ時刻の気配値であるとは限りません。
出典: Reuters 先物記事(StreetInsider掲載)
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金曜日の 基準
金曜日の指数は通常取引の終値で、利回りは記事の最後の観測値です。雇用統計の発表直後に利回りは低下しましたが日中に再び上昇し、結果として株価と利回りはどちらも前日より高くなりました。月曜朝の10年国債利回り5.28%は、この金曜日の観測値と実質的に同じ水準です。ただし二つの値は別の時刻の別の記事の観測なので、小数点以下の差までは比べません。 雇用統計で今日改めて見る値は、9月の非農業部門雇用者数+2万9,000人(季節調整済み、速報値)、失業率4.2%(8月は4.1%)、7月・8月の合計6万人の下方修正です。これらの数字だけで景気後退やFRBの判断を断定することはしません。
出典: Reuters 金曜日の市場記事(MarketScreener掲載) · BLS 9月雇用統計
グラフの 数値を 表で 読む
| S&P 500 | 0.73 |
|---|---|
| 1.19 | |
| 0.49 |
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今日の 日程
NYSEの取引日程では、10月5日は休場日でも短縮取引日でもありません。ISMの10:00 ETは8月レポート末尾の次回発表案内とISMのカレンダーに記載された時刻です。S&P Globalの9:45 ETはKiplingerの週間経済カレンダーに掲載された時刻です。日本時間では、どちらの発表も10月5日の夜になります。
出典: NYSE 取引日程 · ISM 発表カレンダー · Kiplinger 週間経済カレンダー
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8月ISMの 内訳、 9月と 比べる 基準
8月の総合指数(ヘッドラインPMI)は55.4でした。下の値は8月の実績値で、9月の予想値ではありません。ヘッドラインと新規受注・雇用は50を境に拡大と縮小を読み、価格指数は50を境に価格が上がったか下がったかを読みます。価格72.6は物価が72.6%上がったという意味でも、価格上昇と答えた企業の割合でもありません。ISMの雇用指数はアンケート結果なので、金曜日のBLSの雇用者数と同じ指標ではなく、雇用が弱ければ価格圧力が自動的に和らぐと解釈することもしません。 9:45 ETのS&P Globalの数値はISMとは別の調査です。S&P Globalの結果はその調査自体の前月値と比べ、ISMの55.4を比較値には使いません。
出典: ISM 8月サービス業レポート
グラフの 数値を 表で 読む
| 60.9 | |
| 47.8 | |
| 72.6 |
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午後に 確かめる 問い
1)ISMの新規受注は8月の60.9からどちらへ動き、50との距離はどれだけでしたか。2)雇用は8月の47.8から50に近づいたか、上回りましたか。価格は8月の72.6より下がり、価格圧力は弱まりましたか。両方が変わったのか片方だけなのかを分けて見て、その組み合わせが金曜日の雇用統計の姿と合うのか、食い違うのかを確認します。3)発表直前と直後の金利・株価の反応を同じ時系列どうしで比べたとき、金曜日のように株価と10年国債利回りがそろって上がりましたか。先物は先物どうし、現物は現物どうしで見て、10:00 ET(日本時間23:00)前後15〜30分の動きと通常取引の終値がどう違ったかを記録します。 これらの問いを9月の実際の発表値と比べた結果は、同じ日の引け後ブリーフ(日本語版あり)にまとめました。本記事は公開情報を整理した情報提供を目的とするコンテンツであり、個別銘柄の売買の勧誘や投資助言ではありません。