10月6日の 寄り 付き前の 要点
情報基準は10月6日4:00 PDT(7:00 EDT、日本時間20:00)です。8月の財・サービス貿易収支はまだ発表前です。発表は10月6日8:30 EDT、日本時間では同日21:30です。 貿易赤字は輸入から輸出を差し引いた値です。そのため赤字が同じ幅で縮んでも、輸出が増えたためかもしれないし、輸入が減ったためかもしれません。今日の発表では赤字の大きさとあわせて、輸出と輸入がそれぞれ前月からどちらへ動いたかを分けて見ます。
出典: BEA 発表日程
前日終値と 夜間の 報道
10月5日の通常取引で主要3指数はそろって上昇し、ナスダック総合指数は終値ベースの最高値を記録しました。本記事の騰落率は米ドル建ての指数や先物の変化であり、円換算の投資収益を測ったものではありません。 夜間にReutersは、S&P 500先物が約0.2%上昇し、米10年国債利回りが3bp低下して約5.28%になったと報じました。この値は10月6日5:34 EDT(日本時間18:34)に更新された記事に含まれる観測値です。記事の更新時刻は価格が観測された時刻ではなく、記事は先物の限月や個別の気配値の時刻を示していませんでした。したがって4:00 PDT時点のリアルタイムの値や公式の終値としては読めません。金利がなぜ下がったのか、この動きが続くのかも、この報道だけでは分かりません。
出典: Reuters 10月5日の引け記事(MarketScreener掲載) · Reuters 10月6日の市況記事(MarketScreener掲載)
グラフの 数値を 表で 読む
| S&P 500 | 0.66 |
|---|---|
| 1.05 | |
| 0.18 |
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比較の 基準と なる 7月の 値
以下は今日発表される数字ではありません。9月3日に発表された7月の統計で、いずれも季節調整済みの名目ドル建てです。7月は輸出が6月より66億ドル減り、輸入は108億ドル増えました。二つの変化が同じ方向に働き、赤字は174億ドル拡大しました。赤字の数字だけを見ると、このうち輸出の減少分と輸入の増加分は区別できません。 今日の8月分のレポートで7月の値が改定される可能性があります。改定された場合、発表後の比較には新しい改定値を使います。
出典: BEA・Census 7月の財・サービス貿易(9月3日発表)
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| 310.7 | |
| 399.3 | |
| 88.6 |
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発表後に 確かめる 三つの 点
1)輸出が改定後の7月より増えたかを見ます。輸出が持ち直したかは赤字の幅では分からず、輸出の前月比の変化で確認します。2)輸入がどちらへ動き、赤字幅にどれだけ寄与したかを見ます。輸入が減って赤字が縮小しても、それをすぐに内需の落ち込みと読むことはできません。品目の構成や価格をさらに確かめる必要があります。7月は財の輸入のうち、コンピューターと周辺機器を含む資本財が144億ドル増えました。ただしこの数字はCensusベースの財の統計で、財・サービス全体の輸入とは範囲が異なります。3)赤字が改定後の前月より拡大したか縮小したかを見ます。方向を確かめたうえで、上の二つの項目で理由を分けます。 この統計の金額は物価を調整していない名目ドルです。実質GDPは物価の変動を除いて計算するため、名目の貿易収支だけでGDPへの寄与度や景気の方向を確定することはできません。
今日の 日程
ボウマン副議長(金融監督担当)の講演テーマは規制・監督の近代化で、金利を決める予定ではありません。発言内容はまだ分かりません。通常取引は9:30〜16:00 EDT(日本時間22:30〜翌5:00)で、短縮取引はありません。この表は確認できた三つの予定だけを載せたもので、今日のすべての予定の一覧ではありません。
出典: BEA 発表日程 · NYSE 取引時間の案内 · FRB 10月の日程
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引け後の 記事で 振り返る 条件
引け後の記事では、前の節の輸出・輸入の区分を実際の8月の発表値で確認します。夜間のReutersの値は金利と先物の方向を伝えた報道であり、発表直前の基準となる気配値としては使いません。発表直前と直後の市場の観察は、新たに確保できたデータがある場合に限って行います。金利は直前と直後が同じ年限の10年国債利回りのデータを使います。先物は限月と観測時刻が確認でき、直前と直後が同じ限月のS&P 500先物のデータを使います。夜間の記事の値との細かな差は計算せず、前日の現物指数の終値と先物の騰落も直接は比べません。 このデータがなければ、発表前後の反応は確認不可と記します。発表後に金利と先物が一緒に動いたとしても、貿易収支が金利と先物を動かしたことの検証にはなりません。この条件は観察の基準であり、売買の推奨や収益の見通しではありません。実際の8月の発表値との比較は、同じ日の引け後ブリーフにまとめました。