米国株の基礎
米国株ニュースの原文を確かめる:日本語の記事からSEC開示へ
日本語で読んだニュースをSEC EDGAR、企業IR、米国報道と照合する手順。数値の単位、発表時刻、SNSの主張を確認する5分の習慣を紹介します。
日本語の見出しから、情報の出発点へ戻る
日本の朝に読む米国株ニュースは、米国の記事を翻訳・要約していることがあります。米国の記事も会社の発表やSEC提出書類を引用しています。米国の取引終了後から日本の朝までに何度か要約されると、数値の単位や表現が変わることもあります。企業の発表に関する主張なら、提出書類と会社の原文を確かめてから、記事が何を加えたかを比べます。公開企業には事業・財務情報の開示義務があり、多くの原資料は無料で読めます。すべての報道に対応する開示があるわけではありません。日本語版は2026年9月24日、日本の読者向けに更新しました。 SEC Investor.gov: Public Companies
SEC EDGARで会社の提出書類を開く
SECのEDGARは、登録書類、年次・四半期報告書10-K・10-Q、臨時報告書8-Kなどを無料で公開するデータベースです。決算発表資料が8-Kの添付資料として出る場合もあります。会社名やティッカーで検索し、最近の提出一覧から、記事の数字がどの書類のどの表にあるかを確認します。表示時刻の時間帯も確認してください。米東部時間なら、日本への換算は夏時間中+13時間、標準時間中+14時間です。 SEC Investor.gov: EDGAR
出典: SEC Investor.gov: EDGAR · SEC EDGAR: company filings search · SEC Investor.gov: Form 8-K
企業IRで発表資料と説明会を確認する
Regulation FDは、対象となる相手への重要な非公開情報の選択的な開示を防ぐための米国のルールです。意図的な開示なら同時に、意図せず開示した場合は速やかに一般へ公開することが求められます。企業サイトのInvestorsやInvestor Relationsには、発表資料、決算説明資料、説明会の録音などがまとまっています。「会社が発表した」とあるのにIRにもEDGARにも見つからなければ、取材への個別回答なのか、情報源が別にあるのかを記事で確認します。見つからないだけで虚偽と断定はできません。 SEC Investor.gov: Fair Disclosure, Regulation FD
報道とSNSでは、引用の出発点と単位を見る
米国の報道も二次資料です。原文リンク、発表日と記事の日付の違い、匿名の関係者など確認が難しい出典を点検します。日本語への翻訳で気を付けたいのは、billionが10億、millionが100万という単位です。fiscal yearは会社の会計年度で、暦年と一致しない場合もあります。SECは、SNS、ニュースレター、ネット広告などで誤解を招く情報を広め、株価をつり上げて売り抜ける手口を警告しています。言及数が増えたことだけでは真偽は分からないため、確認できる会社の発表まで戻ります。 SEC Investor.gov: Pump and Dump Schemes
出典: SEC Investor.gov: Pump and Dump Schemes · SEC Investor.gov: Social Media and Stock Tip Scams (February 6, 2026)
5分で確かめる手順
まずティッカーと正式な会社名を確認します。次にEDGARの直近8-Kと添付資料を開き、記事の数字を照合します。三つ目に企業IRで同日の資料を探します。四つ目に米国の記事と日本語の記事が加えた予想、解釈、アナリストの意見を分けます。最後に発表時刻を日本時間へ換算し、どの取引時間帯の前後に公表されたかを確認します。GSDAQを含むアプリの要約は二次資料で、遅れも生じます。企業発表に関する判断の根拠には、元の開示と発表資料を残してください。 SEC EDGAR: company filings search
出典: SEC Investor.gov: EDGAR · SEC EDGAR: company filings search