10月7日の 取引終了時点の 要点
10月7日の米国の通常取引では4大指数がそろって下落し、ラッセル2000が-1.3%と最も大きく下げました。この日に入札が行われた10年債は、落札利回り5.300%、応札倍率2.77倍でした。午後に公表された9月FOMCの議事要旨からは、参加者の大半が年内の追加利上げが適切となる可能性が高いと見ていたという、会合当時の判断が新たに確認できました。ただし、今回入手した資料では、2つの出来事が金利や株価に与えた影響を切り分けることはできません。 本記事の情報基準時刻は10月7日16:00 PDT(日本時間10月8日8:00)です。通常取引の終値は10月7日16:00 EDT(13:00 PDT、日本時間10月8日5:00)時点のもので、この日は短縮取引のない通常の取引日でした。
出典: NYSE 取引時間の案内
終値:方向は そろい、 小型株の 下げは より 大きく
騰落率はAPが四捨五入した値です。 前日はS&P 500が上昇しラッセル2000が下落しましたが、この日は両指数がそろって下落しました。ラッセル2000の下げ幅はS&P 500より大きくなりました。方向がそろったからといって、下げ幅や銘柄全体に広がった下落の範囲まで同じだというわけではありません。 時間外取引の値動きは反映していません。
出典: AP 最終引け集計
グラフの 数値を 表で 読む
| S&P 500 | -0.2 |
|---|---|
| -0.2 | |
| -0.7 | |
| -1.3 |
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10年債入札:確認できた数値と 確認できなかった 反応
米財務省は10月7日の入札で、残存期間9年10カ月の既発10年債をリオープンし、390億ドルを募集しました。以下の数値は公式の入札結果資料に基づくもので、財務省APIの値とも一致します。 ・落札利回り5.300%:今回の入札で落札された最高利回りです。 ・応札倍率2.77倍:応札額を落札額で割った値です。いずれの金額もSOMAを除いたベースです。応札した機関の数を示す値ではありません。 ・間接入札者への落札比率80.3%:競争入札による落札総額のうち、間接入札者の区分に割り当てられた金額の比率で、GSDAQが計算しました。 これらの数値が示すのは、今回の入札の需要額と区分別の落札構成です。個々の投資家が誰なのかは分からず、間接入札者をすべて外国の投資家や中央銀行と見なすこともできません。過去の入札と比較していないため、普段より強かったかどうかは判断しません。金利のピークや今後の利回り低下についても、これらの数値からは述べません。 時刻も区別する必要があります。13:00 EDT(10:00 PDT、日本時間10月8日2:00)は競争入札の締め切り時刻です。結果が最初に公表された正確な時刻は確認できませんでした。公式資料には日付しかなく、APIの更新時刻は最初の公表時刻を裏付けるものではありません。入札直前と直後の10年債利回りの時系列も入手できなかったため、入札結果が金利を何bp動かしたかは扱いません。 APの報道によると、10年債利回りは午前中に一時5.36%をつけ、その後5.28%に低下しました。記事にはそれぞれの数値の観測時刻がなく、公式の終値でもないため、この動きを入札や議事要旨の影響に切り分けて読むことはしません。
出典: 米財務省 入札結果の公告 · TreasuryDirect 入札データAPI · AP 報道
9月の 議事要旨: 今回新たに 読める 議論
FRBは10月7日14:00 EDT(11:00 PDT、日本時間10月8日3:00)に、9月15〜16日の会合の議事要旨を公表しました。委員会がこの会合で誘導目標レンジを0.25%ポイント引き上げて3.75〜4.00%とした決定はすでに知られている内容で、投票は12対0でした。 議事要旨で新たに確認できたのは、参加者の先行きに関する判断です。参加者の大半(most participants)は、年内に誘導目標レンジをもう一度引き上げることが適切となる可能性が高いと判断しました。同じ段落で参加者は、会合ごとに予断を持たずに臨み、今後の決定は入ってくる情報と、その情報が見通しとリスクのバランスに持つ意味次第だと強調しました。この判断は9月の会合当時の情報に基づく参加者の議論です。委員会の新たな金利決定でも、10月7日時点の立場でもありません。 9月の会合では、参加者全員が誘導目標レンジを0.25%ポイント引き上げる措置を支持しました。違いがあったのは、9月の会合で議論された、誘導目標レンジのより高い経路を支える根拠です。多くの参加者(many)は、リスク管理の観点からより高い経路が慎重な対応だと考えました。想定より強い需要や追加的な供給ショックによって物価が目標を上回る状態が続くリスクに備える保険だという判断です。一部の参加者(a number)は、リスク管理よりも自身の基本的な経済見通しに基づいて、より高い経路が必要だと考えました。ほぼすべての参加者が物価の上振れリスクを指摘し、労働市場のリスクは低下しておおむね均衡していると判断しました。 次回の政策会合は10月27〜28日です。
出典: FRB FOMC議事要旨 · FRB 金融政策プレスリリース · FRB 金融政策プレスリリース・決定 · FRB 月間日程
朝の 注目点への 答えと 残る 限界
入札の数値は10月7日の1回の入札の需要額と落札構成を記録したもので、議事要旨は9月の会合当時に参加者が政策金利をどう見ていたかを記録したものです。一方が他方の答えの代わりになるわけではありません。1時間の間隔で確認できるのは、13:00 EDTの競争入札の締め切り時刻と、14:00 EDTの議事要旨の公表時刻です。入札結果の最初の公表時刻と、同じ商品の前後の時系列を確認できなかったため、2つの出来事が金利や株価に与えた影響は切り分けられません。2つの出来事を結びつけて、終値での下落の原因と断定することもしません。 予定に併せて記載していた8月の消費者信用は、15:00 EDT(12:00 PDT、日本時間10月8日4:00)に発表されました。速報値ベースで8月の消費者信用残高は年率+1.9%増加し、7月の改定値である年率4.1%から増加ペースが鈍化しました。種類別では、リボルビング信用が年率-4.2%、ノンリボルビング信用が年率+4.1%でした。いずれも季節調整済みの前月からの変化を年率換算した値で、消費支出や延滞を直接測った値ではありません。この日の終値での下落の原因とも見なしません。 朝のブリーフで注目するとしていた3つの点は、次のように整理できます。
出典: FRB G.19 消費者信用
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| 応札倍率と区分別の落札構成を確認 | 結果の最初の公表時刻と分単位の金利の反応は未確認 | |
| 参加者の大半による年内追加利上げの判断、条件付きの姿勢、利上げの理由の違い | 9月当時の判断であり、新たな決定ではない。価格への影響は検証を保留 | |
| この日はどちらも下落し、ラッセル2000の下げ幅がより大きい | 銘柄全体に広がった下落の範囲はこの集計では分からない |
この 記事に ついて
この記事は、GSDAQが公開資料をもとにAIツールの助けを借りて作成・確認しました。情報提供を目的としたもので、個別銘柄の売買の勧誘や投資助言ではありません。