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MARKET CLOSE / 2026.10.05

10月5日の米国市場終値(日本時間10月6日朝):ナスダックは終値で最高値、金利の重荷は残りました

10月5日の米国市場は主要3指数がそろって上昇し、ナスダック総合指数は終値ベースの最高値を記録しました。大型ハイテク株が上がり原油価格は下がりましたが、米10年国債利回りと9月のISMサービス業価格指数は上昇しました。

終値から市場を読む
S&P 5007,773.95+0.66%
ナスダック総合指数27,477.31+1.05%
ダウ工業株30種平均51,267.90+0.18%

米国10月5日終値・前日比・0.05%未満は中立色で表示します。 根拠を見る ↗

この日の市場の三つの流れ

01

株価指数

ナスダック総合は最高終値、+1.05%

02

金利

10年債5.31%、1日で+3.4bp

03

サービス業の物価

ISM価格指数74.0、2022年7月以来の高水準

10月5日の米国市場

10月5日の米国市場の通常取引では、主要3指数がそろって上昇し、ナスダック総合指数は終値ベースの最高値を記録しました。大型ハイテク株の上昇と原油価格の下落は追い風となる材料でしたが、同じ日に米10年国債利回りはさらに上昇し、9月のISMサービス業価格指数も上昇しました。本記事の騰落率は米ドル建ての指数の変化であり、円換算の投資収益を測ったものではありません。 通常取引の終了は10/5 16:00 EDT(13:00 PDT、日本時間10/6 05:00 JST)で、時間外取引は含めていません。

通常取引の終値

ナスダック総合指数はこの日、終値ベースの最高値を記録しました。S&P 500は、8月13日に付けた終値ベースの最高値を約0.3%下回る水準で取引を終えました。

出典: Reuters · AP · NYSE 取引日程

S&P 500 +0.66%、ナスダック総合指数 +1.05%、ダウ +0.18%。
10/5 通常取引の終値 · 前日比の騰落率 · 0–1.2%の共通スケール
グラフの数値を表で読む
前日比 (%)
S&P 5000.66
ナスダック総合指数1.05
ダウ0.18

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通常取引の終値
指数10/5 終値(pt)前日比(pt)騰落率
S&P 5007,773.95+51.23+0.66%
ナスダック総合指数27,477.31+286.45+1.05%
ダウ工業株30種平均51,267.90+90.94+0.18%

ハイテク株と上昇の広がり

Reutersによると、Nvidiaは+2.1%で自社の終値ベースの最高値を記録し、Microsoftは+1.5%上昇しました。S&P 500の11の業種別指数のうち10業種が上昇し、業種単位で見ると上昇は広い範囲に及びました。

出典: Reuters

Nvidia +2.1%、Microsoft +1.5%。
10/5 通常取引の終値 · 前日比の騰落率 · 0–2.5%の共通スケール
グラフの数値を表で読む
前日比 (%)
Nvidia2.1
Microsoft1.5

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ハイテク株と業種別の上昇の広がり · Reuters
対象値
Nvidia+2.1%
Microsoft+1.5%
上昇した業種 / 全業種10 / 11

原油価格の下落

原油先物の清算値は、Brentが1バレル100.32ドル(-1.89%)、WTIが1バレル89.43ドル(-1.84%)でした。この値は当日の先物清算値で、株式市場の取引終了時刻の価格とは基準が異なります。Reutersは、中東の原油輸出の増加とG7による供給拡大の約束を受けて原油価格が下がったと説明し、戦争に関連する供給混乱への懸念は残っていると伝えました。原油価格の下落は1日の変化で、下記のISM価格指数は9月の1か月間を対象としたアンケート結果です。この2つは時点の異なる数値として分けて見ます。

出典: Reuters 原油記事

Brent 100.32ドル、WTI 89.43ドル。
原油先物の清算値 · ドル/バレル · 株式市場の取引終了時刻の気配値とは基準が異なります。
グラフの数値を表で読む
清算値 (USD)
Brent100.32
WTI89.43

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原油先物の清算値と前日比
原油ドル/バレル騰落率
Brent100.32−1.89%
WTI89.43−1.84%

米国債利回りは上昇が続きました

Reutersのグローバル市場記事は、米10年国債利回りを5.31%、前日比+3.4bp(0.034%ポイント)と報じました。この数値は公式の終値ではなく、記事内の観測値です。記事は10/5 16:38 EDT(日本時間10/6 05:38 JST)に更新されており、個別の気配値の時刻は示されていません。確認できた日次の数値では、主要3指数の終値と米10年国債利回りがともに上昇しました。金利の重荷が和らいだと確認できた1日と解釈するのは難しいといえます。ISM発表直後の時間ごとの反応は、1日単位の数値だけでは確認できませんでした。

出典: Reuters グローバル市場記事

米10年国債利回り5.31%、前日比+3.4bp。Reuters記事の観測値です。
Reuters記事の観測値 · 10/5 16:38 EDTに記事更新 · 個別の気配値の時刻は未提供 · 公式の終値ではありません。
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value
10年債 5.31%5.31%

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10年債の記事観測値
利回り前日比単位換算
5.31%+3.4bp+0.034%ポイント

米10年国債利回りが上昇する理由、3つの仮説

米10年国債利回りは、現在の政策金利と同じ値ではありません。ニューヨーク連銀の研究者の説明によると、国債利回りには、今後の短期金利の動きについての予想と、債券を長く保有するリスクに対する見返りがともに含まれます。以下の3つは確認された原因ではなく仮説であり、互いに重なることもあります。

出典: ニューヨーク連銀の研究者による説明

1. 物価上昇圧力が残り、高い金利が長引くという予想

同じ日に発表されたISMの9月サービス業レポートでは、価格指数が74.0と2022年7月以来の高水準でした。これは、サービス業の企業が仕入れる商品やサービスの価格が上がったという回答が優勢だったことを意味し、物価上昇圧力が残っていることを示す根拠になります。物価は簡単には下がらないと見る投資家が増えると、今後数年の短期金利も高く見込まれるようになり、この予想が米10年国債利回りを下支えする可能性があります。これは米連邦準備制度理事会(FRB)の決定とは別の話であり、この日に市場の金利予想が実際に高まったかどうかは確認していません。

出典: ISM 9月サービス業レポート

2. 政府の借入が多く、国債を消化する買い手が不足する可能性

米財務省は8月3日の発表で、10〜12月の市場性国債による純借入額を6,280億ドルと見込みました。この値は、民間が保有する市場性国債による四半期の純借入見通し(償還を差し引いた純額)であり、10年債の発行額を意味するものではありません。米財務省は8月5日の四半期の資金調達に関する発表で、長期固定利付債の入札規模を今後数四半期は維持する見通しだと明らかにしているため、長期国債の供給が急に増えたと見る根拠はありません。それでも、これだけの規模の借入が続くなかで債券を買おうとする需要が十分でなければ、買い手はより低い価格、つまりより高い利回りを求める可能性があります。Reutersも、複数の国の債券市場で財政見通しと発行の多さが重荷になっていると伝えましたが、この日に米国債の需要が実際に弱かったかどうかは確認していません。

出典: 8月3日の発表 · 8月5日の四半期の資金調達に関する発表 · Reuters グローバル市場記事

米財務省による2026年第4四半期の市場性国債による純借入見通し6,280億ドル。10年債の発行額ではありません。
8/3に発表した10〜12月の見通し · 償還を差し引いた純借入 · 単位:10億ドル · 10年債の発行額ではありません。
グラフの数値を表で読む
value
Q4見通し $628bn628.00$bn

3. 先行きが不透明で、長期保有の見返りがより多く求められた可能性

債券を長く保有すると、その間に金利が予想と違う動きをするリスクを負うことになります。投資家がこのリスクの対価として求める上乗せ分の見返りを、タームプレミアムと呼びます。仮説1が今後の金利水準についての予想だとすれば、この仮説は、その予想が外れるリスクに付く値です。Reutersがこの日伝えた中東での戦争やフランスの財政懸念のように、物価と財政の先行きを見通しにくい時期には、この見返りが大きくなる可能性があります。ただし、戦争への不安は安全資産である国債の買いにつながり、金利を押し下げることもあります。この日にタームプレミアムが実際にどれだけ変化したかは確認していません。

出典: ニューヨーク連銀の研究者による説明 · Reuters グローバル市場記事

ISMサービス業 9月:雇用は小幅に拡大、価格は上昇

ISMの9月サービス業レポートは、10/5 10:00 EDT(日本時間10/5 23:00 JST)に発表されました。雇用の50.1は基準線の50を0.1pt上回り、縮小から小幅な拡大に転じた水準です。価格の74.0は、価格上昇の回答が優勢であることを示すディフュージョン・インデックス(DI)であり、物価上昇率が74%という意味ではありません。9月は雇用指数と価格指数がともに上昇しました。雇用指数はアンケート結果であり、米労働統計局(BLS)の就業者数とは別の調査です。

出典: ISM 9月サービス業レポート

8月→9月:PMI 55.4→54.9、事業活動 61.7→56.5、新規受注 60.9→59.8、雇用 47.8→50.1、仕入れ価格 72.6→74.0。
ISMのディフュージョン・インデックス · 0–100の共通スケール · 点線は基準線の50 · 価格指数は物価上昇率ではありません。
グラフの数値を表で読む
8月 (pt)9月 (pt)
サービス業PMI55.454.9
事業活動61.756.5
新規受注60.959.8
雇用47.850.1
仕入れ価格72.674.0

画面が狭い場合は表を左右にスクロールできます。キーボードでは表にフォーカスを合わせ、矢印キーを使ってください。

ISMサービス業 9月:雇用は小幅に拡大、価格は上昇
項目8月9月変化(pt)意味
サービス業PMI55.454.9-0.550超、拡大を維持
事業活動61.756.5-5.2拡大を維持、ペースは鈍化
新規受注60.959.8-1.150を9.8pt上回り、増加方向を維持
雇用47.850.1+2.350を0.1pt上回り、縮小から小幅な拡大へ
価格72.674.0+1.48月より上昇、2022年7月以来の高水準

S&P Globalによる別の調査

MT Newswiresの報道によると、S&P Global米国サービス業PMIの9月確報値は58.8で8月の56.5から上昇し、9月の速報値は58.7でした。ISMとは別の調査のため、それぞれの前月の値と比べます。今月は、2つの調査のヘッドラインが前月比で逆の方向を示しました。

出典: MT Newswires · Trading Economics

S&P Globalサービス業PMI 8月 56.5、9月速報 58.7、9月確報 58.8。
S&P Globalによる別の調査 · 9月の速報と確報は同じ月の値 · MT Newswiresの報道に基づく
グラフの数値を表で読む
サービス業PMI (pt)
8月56.5
9月速報58.7
9月確報58.8

次の取引日(10/6の米国市場)に確認したい点

米10年国債利回りが5.31%の観測値からさらに上昇するのか、それとも低下に転じるのか。ナスダックの上昇が続くのか、S&P 500の業種別の上昇が幅広く保たれるのか。Brent・WTIの下落が続くのか。本記事は公開資料を整理した情報提供を目的とするコンテンツであり、個別銘柄の売買の推奨や投資助言ではありません。

出典